
天祖神社の今、そして署名へのお願い
かつて全国で、神社の土地が宮司や責任役員によって勝手に売られてしまうような事件が起こりました。
それを受けて、神社本庁に所属する宗教法人では「神社の大切なものを守る仕組み」として、役員会という制度が定められました。
この役員会は、宮司1名と、地元の氏子などから選ばれる責任役員2名の計3人で構成され、神社の運営や土地の売買などの重要なことを決める、最も大切な意思決定の場です。
また、不動産の売買など大きな案件には、神社本庁の承認も必要になっています。
この仕組みの目的は、宮司だけの判断で神社を動かせないようにし、地元との協調を大切にするためのものです。
しかし実際には、神社本庁では「宮司からの書類しか受け付けない」「それが本当に正当な内容かどうか確認しない」という運用になっていて、宮司が独断で書類を出してしまうことも可能になっています。
総代会の立場と現状
私たちが長年支えてきた「天祖神社(東京都大田区山王)」では、実際にこうした問題が起きています。
令和2年の春、すでに責任役員として任命されていた人物(E氏)に対し、大野宮司から「A氏を新しい責任役員にしたい」という電話がありました。
私たちは「これまで総代の経験がない方はふさわしくない」と反対の意向を伝えましたが、その後、何の通知もなく、勝手にA氏を責任役員として登記されていたのです。
令和5年3月、大野宮司から名簿を提出された際、私たちは初めてA氏の就任を知りました。もちろん、すぐに反対を表明しました。
その後、私たちは改めて神社規則の開示を求めましたが、大野宮司はこれを拒否。最終的に、所轄庁である東京都を通じて、登記された規則を入手しました。
その規則には明確にこう書かれています:
『責任役員は、総代会が選考し、宮司が委嘱する』
しかし、私たち総代会は、一度もA氏を選考していません。
また、宮司が招集すべき「役員会」も、少なくともE氏が責任役員だった間、一度も開催されていません。
話し合いの拒否と訴訟の始まり
令和6年9月22日、やっと直会(なおらい)を話し合いの場として設定しました。
しかし、その席で突然、A氏へ委嘱状伝達を強引に進めようとされたため、私たちは抗議しました。
その結果、宮司側は話し合いに応じず、そのまま席を立ってしまいました。
そしてその後、大野宮司は「神社の資金を渡せ」と訴訟を起こしてきたのです。
これらの動きに対し、私たちは「A氏の就任は無効である」とする反訴を行いました。
天祖神社のこれまでの姿
これまで天祖神社は、祭祀の際にだけ大野宮司に来ていただき、初穂料をお支払いするという関係でした。
普段の運営、境内の維持、例大祭、修繕、会計、税務申告まで、すべて私たち総代会が行ってきました。
銀行口座も昭和53年から続くものを使い、代々の会計担当者が引き継ぎながら、地域で守ってきた神社です。
令和6年10月6日には、私たち総代会として「新たな責任役員(F氏)」を選出し、大野宮司に委嘱をお願いしましたが、いまだに実施されていません。
だからこそ、署名をお願いします
現在、大野宮司は「私たちの総代会や責任役員は無効だ」と主張しています。
しかし、それは私たちの地域での実績や歴史を完全に無視したものです。
私たちは、神社本庁に対して規則に則り、責任役員2名による「宮司交代の具申」を正式に行いました。
この署名は、神社本庁が事実を正しく理解し、天祖神社を地域の人々の手に取り戻すための重要な後押しになります。
どうか、天祖神社の未来を守るために、あなたのお力を貸してください。
署名文章: ~印刷用署名文書もこちらから~
https://tenso.sanno2.com/changepriest/signature
オンライン署名:
天祖神社乗っ取りの経緯:
https://tenso.sanno2.com/changepriest/background
崇敬会員限定版
https://tenso.sanno2.com/changepriest/limitedrelease
宗教法人天祖神社規則:
https://tenso.sanno2.com/changepriest/tensoshrinerules
宮司交代活動へのカンパ:
※署名活動、裁判では、費用が掛かります。皆様のカンパをよろしくお願いいたします。
https://forms.gle/ZLrivxJitiHNbxXPA
R07年7月19日(土) 14時~ 天祖神社社務所